厳島神社

ご祭神

  • 宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)

厳島神社の基本情報

住所
広島県 廿日市市宮島町1−1
アクセス
山陽本線 「宮島口駅」徒歩約5分→フェリー
宮島線「広電宮島口駅 」徒歩約3分→フェリー
※宮島口桟橋から宮島(宮島桟橋)までフェリー
駐車場
宮島口駅、広電宮島口駅、周辺に有料駐車場あり
詰め所
詰め所有(有人)
公式サイト
あり

厳島神社の御由来

厳島神社の御祭神は、天照大御神と素盞鳴尊が高天原で剣玉の御誓(うけい:占いのこと)をされた時にお生まれになった神々で、御皇室の安泰や国家鎮護、また海上の守護神として古くから崇信を受けてきました。

宮島に御鎮座地を探されるにあたり、この島を治める佐伯鞍職に神勅が下りました。
鞍職は大神様が高天原から連れてきた神鴉の先導のもとで、御祭神と共に島の浦々を巡り、海水の差し引きする現在地を選んで御社殿を建てたのは、593年と伝えられています。

その後、安芸守となった平清盛が当社を篤く崇敬し、1168年に当時の寝殿造りの様式を取り入れて整備さました。
清盛の官位が上がるにつれ平家一門のみならず、1174年には後白河法皇の御幸があり、1180年には2度のに高倉上皇の御幸があるなど、多くの皇族・貴族が参詣され、都の文化がもたらされました。

その後、1207年と1223年の2度の焼失、鎌倉時代に再建されました。

海に建つ木造建築として過酷な環境下にありながら、大内氏や毛利氏、豊臣氏などの加護に支えられて、古い様式を今日に伝えています。

また、神社建築に加えて五重塔・多宝塔などの寺院建築も加えられ、神道と仏教の混交を示す文化遺産として、世界に類を見ない景観を造り出しています。

世界遺産の範囲は厳島神社境内地と弥山北斜面の一部が登録され、それ以外の島内が綾衝保護区域として設定されています。

清水 宏積

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