読んでみるとファンタジー要素も控えめですし、なんでもありの魔法も出てきません。
かといって、リュートが圧倒的に強い訳でもありません。
リュートが必死になって強くなる経験値を「勇者」や「魔術師」、「賢者」などはあっという間に稼いでしまします。
ひたむきに努力してるリュートの姿に思わず「がんばれよ！」って応援したくなります。
RPGゲームのレベル上げのしんどさを知ってるからこそ、リュートの努力に共感しちゃいます。
マカオンはこの作品は小説より、やはり画があるほうが分かりやすいと思います。
目次
村人ですが何か？ はこんな漫画です^^
「剣士」「魔術師」「僧侶」「格闘家」「騎士」「戦士」…そして「勇者」。
だが誰もまだ知らない…この世界で最強の男の職業が「村人」だとは…
おおおっ！キャラクター名がずらり並んでますよね。
「剣士」「魔術師」「僧侶」・・・これってRPGゲームにでてくるのキャラじゃないですか～～～。
ということはRPGベースの漫画だなーと誰もが思っちゃいますよね^^
しかも、この主人公のみどりの服。
みどりの服のRPGといえば「ゼ〇ダの伝説」？
ほかのキャラも雰囲気からして…
これってファンタジーRPGゲームなんだ＝＝＝！
いや、ちがうし^^; ゲームじゃねーし^^;
村人ですが何か？ は、白石新先生のファンタジーRPGベースの漫画です。
そう聞いて、「な～んだ、勇者が魔物をやっつける物語か…」王道だな～って思われた方、
ちょっとまって！
たしかに…たしかに、ファンタジーRPGですから「勇者」や「賢者」そしてお馴染みのドラゴンもでてきます^^
もちろん悪者退治ですよね。
しかーーーし、最強の男の職業は「村人」って書いてあります。
どういうこと？ っていうか、いきなりネタバレしてるぞ？^^;
そうなんですねー。
気づかれましたね^^
この物語のヒーローは「勇者」でも「剣士」でも、「魔術師」でもありません。
ただの「村人」なんです。
ファンタジーRPGだと、それなりに強い「勇者」が経験値を積んで成長していきますよね。
その「勇者」よりはるかにレベルの低い村人が成長していくんです。
ちょっと飛躍しすぎじゃないかーとか、無理があるでしょ～って言われそうですが、
もちろん、なんで村人なのに最強なのか？
どうやって最強になっていくのか？
何のために最強になるのか
そこがこの漫画をさらにおもしろくしているんです^^
登場人物
リュート・マクレーン （適正職業：村人）
本編主人公。事故により死亡してしまい異世界で転生する。
主人公なのに転生した職業は、ただの「村人」…。
高い能力値はもとより、なんの特技もない、ただの「村人」
これがほんとにファンタジーRPGなら、能力値も表示されないゴ〇キャラ。
当然と言えば、当然、あっけなく殺されてしまう。
しかし、転生前に選択していたスキルは「死に戻り」。
それにより2度目の人生では「最弱」から「最強」の村人に成長する
その理由、そして方法とは…
コーデリア・オールストン (適正職業：勇者）
リュートとは3日違いの誕生日で幼い時から兄妹のように仲良く育つ。
物心つく頃には勇者として国の強化プログラムを受ける。
しかし、信託を受け、来るべき禍に備えて国を救うべき勇者として生きなければならないに自分の運命に釈然としないものを感じている。
リュートに想いを馳せる。
リリス
人間でありながら、龍の里の図書官を務める女の子。
性奴隷の紋をつけられている。
保護者である土龍の死により龍の里を追われ野に下るしかないと思われたとき、
リュートが手を手を差し出す。
二人はともに成龍となるべく迷宮にはいるのだが…
ネタバレと感想
「現代日本で事故って死んで、おれは異世界に転生した」
「ただし、『村人』として」
「転生つったらチートだろ？ ただの村人なんてありかよ」
リュートはなんか不満そうですが、ありです！ 十分ありです^^
転生出来るなんて、めちゃくちゃラッキーって思いませんか？
しかも、前世の記憶あるなんてこれってまさに人生を2回楽しめる
みたいですよね^^
幼馴染の3人
或る日、友人のモーゼスとコーデリアの3人で食事をすることになったリュート。
このころから、コーデリアは魔力が強くなり制御も難しくなってきていた。
そのため、時々、リュートを傷つけることもあった。
その時、森に現れた、いのししみたいな魔獣を一瞬で葬り去るコーデリアは、
まさに将来を嘱望(しょくぼう)される「勇者」そのものです。
勇ましいコーデリアの姿に寂しい目をするリュートでした。
なんか、仲の良かった幼馴染がどんどん手の届かない存在になっていくのって寂しいことですよね。
みなさんにはそういう幼馴染いませんか？
でも、こっちが思っているほど相手は気持ちが変わってなかったりしますよね^^
コーデリアもそんな感じです。というよりリュートに恋してます^^
リュート死す
モーゼスに呼ばれたリュートは3人は友達だと言います。
その時、リュートの身体が急に痺れてきます。
「友達ですか？ 誰と誰がですか？ 『村人』と『賢者』が友達？ フフっ これはまあ楽しい冗談だ」
モーゼスが突然こんなこと言いだしたぁ！なんで？
「彼女の横には私こそがふさわしい」
というのが答えだと言ってます。
そう言ってモーゼスは痺れて動けないリュートを河に蹴り入れたのです。
つまり、嫉妬と略奪愛ですね。
モーゼスは単にかわいいコーデリアが欲しいだけでなく、「賢者」である自分の彼女には「勇者」であるコーデリアがふさわしいと思ったのでしょう。
それにしても、モーゼスってめっちゃ傲慢で陰険ですね～。
自分の欲求を満たすためには幼馴染といえども殺しちゃうなんて！
しかも、自分が殺したことが分からないように痺れ薬とかいれるなんて最低です。
しかも、幼馴染にですよ？ そう思いませんか？
ドラゴンとの出会い
河に流されたリュートは、ある一匹のドラゴンのもとに流れ着いた。
リュートはドラゴンに願いを叶えてほしいと頼んだ。
ドラゴンは、リュートを憐れみ、願いをかなえると約束した。
リュートの願いは、「龍の住処に連れて行ってほしい」というものだ。
その理由は、龍の住処で暮らした人間は強くなれるから…それが理由であった。
しかしなぜ強くなりたいのか…
龍は、リュートが12歳以下で、生きていたらその願いは叶えると約束した。
しかし、既にリュートはもう瀕死だ…。
叶うわけがない…。もう死んじゃうし…。転生はもう一回してるし…。
そして、HPが０になり、リュートは死んだ…。
転生特典スキル①：死に戻り でした^^
実はこれ、1回だけお試しで転生人生を挑戦できる「死に戻り」というスキルだったんです。
なんだよ～って思いますよね^^
でもこれって結構リスキーな技らしいです。
死に戻りってかなりレベル高くないとできないような技な感じですが、これはチュートリアルということです。
そして、新たにスキルと選び、再度リュートリアルを実行することができるということなんですね。
いや～、ゲームルールって文字にすると分かりにくい。
説明書読まない理由がほんとわかります^^;
リュートは、不屈と農作物栽培のスキルを身に付けます。
しかし、農作物栽培のスキルって何に使うの？
「あいつは…花が好きなんだよ」
照れた顔で笑みを浮かべるリュート。
これってもしかして、リュートもコーデリアが好きなのか？
画してリュートは、このファンタジーRPGを再度、生き始めたのです。
修行開始
前回と同じ人生を歩み始めたリュート。
コーデリアと共に育っている。
「村人」なのも変わらない。
しかも、前世…つまりこのRPGの世界の記憶は残っている。
同じ人生を2回繰り返すなんてなんと羨ましい。
そりゃー、前回と異なる選択肢をしたからといって必ずいい結果になるとは限らないけど、
リュートの場合、再生ありきで前世を過ごしてるところが全然違う！
やり直すってことが前提だと、自分の目的にはなにが必要なのか分かってるから、そこに向かう最短ルートを選択できるってことです^^
やっぱ、マカオンも人生ややり直したーい！
えーと、できないことはさっさと忘れて^^;
2歳になったリュートは皆が寝静まったころ、せっせとMPの修練にいそしみます。
「なんでこんな事をするのか？ そんなの決まっている。強くなるためだ！」
さらに楽しみな展開に^^
この後、リュートの前世(転生1回目)の記憶を振り返ります。
リュートは転生時にスキルを2つ身に付けることができます。
ひとつは「死に戻り」そしてもう一つは、「えい智」でした。
この「えい智」というスキルは、頭の中で世界中の本が読めるようなスキルです。
しかも、このスキルというのは転生しなおしてもその記憶は残ったままになるというものです。
いやいやいや、これはありなん？
やり直しはまったく0からでしょ？
そっか、「死に戻り」って前回の延長みたいイメージなんか。
だから、前回の転生の記憶が残っているということなんか。
リュートはえい智を駆使して修練に励め！
そして強くなれ！
コーデリアを守るため。
「村人」が「勇者」を守るなんて、いったいどうなるんだ～^^
マカオンは最初、この作品をタイトルと表紙画だけでちょっと敬遠してしまいました。
というのは、いかにもファンタジー、いかにもRPGという雰囲気に、
「勇者がアイテムを探して、お姫さまを悪者から救出する作品ね…」と決めつけてしまっていたのです。
そう思われませんでしたか？^^;
しかし、しかしです。
こうして読んでみるとファンタジー要素も控えめですし、なんでもありの魔法も出てきません。
かといって、リュートが圧倒的に強い訳でもありません。
リュートが必死になって強くなる経験値を「勇者」や「魔術師」、「賢者」などはあっという間に稼いでしまします。
ひたむきに努力してるリュートの姿に思わず「がんばれよ！」って応援したくなります。
RPGゲームのレベル上げのしんどさを知ってるからこそ、リュートの努力に共感しちゃいます。
わたしはこの作品は小説より、やはり画があるほうが分かりやすいと思います。
ベースがゲームですから、画面のあるものは画の方がイメージ湧きやすいtのではないかな～っと考えます。
ぜひ、試し読みでいいので、読んでみてくださいね^^
無料試し読みできます。
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